製作者には愛が必要か?
ある掲示板を見ていた時である。
「自分はドラマの製作者を目指してる」という発言者がいた。
彼は映像に関する知識を語るとともに、
「視聴者は見る目の無い人が多い」
「楽な商売だ」
など、ファンやドラマそのものを小馬鹿にしたような態度も取っていた。
それに対し他の発言者はこう反論する。
「製作者を目指しているならファンやドラマを愛すべきではないか!?」
「そのジャンルを馬鹿にしながら製作者を目指す貴方の態度は矛盾してないか!?」
上記のやりとりを見ながら私が思っていたことは、
「製作者がファンやジャンルを愛す必要は無い」である。
製作者に求められるものは「良い物・売れる物を提供できる能力」であり、
ジャンルやファンを嫌っていたとしても、良い物を提供できれば良い製作者として評価される。
それはドラマや映画などの創作物だけに限らずスポーツなどもそうだ。
せいぜい、好きじゃないことを隠した方が良い場合があるだけだ。
また、その業界を目指す理由は、何もその業界が好きだからとは限らない。
高い収入を得るため、社会的地位や権力を得るため、異性にモテるため、自分の能力を活かすため…etc。
なので、製作者志望の彼の態度は矛盾してるとは言えないだろう。
ま、彼に好感が持てるかは置いといての話だけど(笑