素敵な選TAXI 2話 わかりにくかった所の解説
バカリズムさん脚本のドラマ、選タクシーも2話目となりました。
「今回はちょっとわかりにくかった」という意見をちらほら見ました。
なので解説したいと思います。
まず最初の選択肢で、中村トオル演じる民宿のおじさんが、誘拐騒ぎをおこして逃走中の車を発見し、警察に通報しました。
中に乗っていたのは駆け落ちした男女で、捕まった2人は引き離されてしまいました。
後悔したおじさんは、選タクシーで1時間ほど過去に戻ったのです。
1時間ほど戻った過去で、おじさんは今度は通報せず、駆け落ちした二人の話を聞こうと思い車を止めました。
おじさんは自分の昔をこの2人に重ねていたのです。
おじさんは2人に頑張るよう応援しますが、逃走に使った車を警官に発見され、今度も2人は御用になってしまいました。
またまた後悔したおじさんは、2人を警察署から体を張って逃し、選タクシーに乗せて3時間前の過去に送ります。
(この時おじさんは選タクシーには乗らず、自首してます。)
その送った過去というのが、2人が追われる前、つまり駆け落ち=誘拐騒ぎが起きる前の時間なのです。
そこで2人は父親に頭を下げ、なんとか認めてもらおうとしたのです。
おそらく母親の協力もあり、父親もしぶしぶ2人の交際を認めることになるでしょう。
この世界では駆け落ち=誘拐騒ぎはまだ起きていませんし、今後も起きないはずです。
だから、この世界のおじさんには2人に関する記憶が無いんです。
このドラマのタイムトラベルは、過去に戻っても自分には絶対遭遇しないという特徴があります。
どの時間も自分は1人だけなのです。
過去に戻っても、自分のいたスペースには、自分そっくりのパネルが立ててあるだけ。
なので駆け落ちした2人は自分たちに合うことはないんです。
ところで、中村トオルが銃を片手に体を張って2人を逃がすシーン、あぶない刑事を思い浮かべたのは私だけでしょうか(笑)
今は中村トオル=チーム・バチスタのイメージでしょうけど、私はあぶ刑事のトオルちゃんが好きですね。